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NAGASAKI Kusunoki project

 

26福済寺ソテツ

【樹木データ】

  • 樹種

    ソテツ

  • 高さ

    約3.7m

  • 所有者

    福済寺

  • 見学

    可能

 

長崎には中国風のお寺(長崎では「唐寺」と呼びます)がありますが、その中でも、興福寺・福済寺・崇福寺の三寺院を長崎三福寺と呼び、江戸時代に長崎にいた華僑(日本に住んでいる中国人)により建立された歴史ある寺院です。当初は特定の宗派に属していませんでしたが、のちに、インゲン豆(隠元豆)の名前の語源ともなった僧・隠元隆琦により開かれた黄檗宗の寺院に移行していきました。

興福寺・崇福寺は現在まで当時の建造物等が保存されており、国宝や重要文化財に指定されています。

福済寺も、本堂などの建物が国宝(戦前)に指定されていましたが、原爆投下により焼失しました。爆心地から南南東に約2.4kmの位置にありますが、北側に斜面地が広がっているため、熱線の直射ではなく、その後の火災の延焼により焼失したものと考えられています。当時の本堂の跡地に地上からの高さ34mにもなる亀の形をした霊廟を台座とした万国霊廟長崎観音が立っています。この大きな観音像は原爆被災者と戦没者の冥福を祈って建てられたもので、この地区のランドマークともなっています。

往時の福済寺を物語るものは、あまり残っていませんが、このソテツは、被爆を耐え抜いていまも同じ場所に立ち続けています。

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