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NAGASAKI Kusunoki project

 

14大手町井手宅カキノキ1

【樹木データ】

  • 樹種

    カキノキ

  • 高さ

    約5m

  • 幹回り

    胸高約1.1m

  • 所有者

    個人所有

  • 見学

    不可

 

  長崎市大手1丁目にある個人宅の庭のカキノキ、2本のうちの1本。被爆当時、この地区は家野(よの)郷と呼ばれていました。家野郷は、1938年、当時の西浦上村が長崎市に編入された時、長崎市西浦上家野郷となり、昭和町を経て大手1丁目~3丁目に変遷しました。被爆当時はまだ長崎市に編入されて、時間が経っていなかったため、田畑のなかに民家が点在するような、のどかな景観が広がっていました。

  被爆の際、この場所は爆心地から約1.9km離れていましたが、爆風がこの家を襲い、家屋は倒壊しました。その時、このカキノキも枝葉を吹き飛ばされました。しかし、このカキノキは回復し、被爆から75年を経てなお、夏から秋にかけて実をつけています。

  この付近は、戦後に住宅開発が進みましたが、このカキノキは今も同じ場所に静かに立ち続けています。

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