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NAGASAKI Kusunoki project

 

17御船蔵町川口宅ザクロ

【樹木データ】

  • 樹種

    ザクロ

  • 高さ

    約4.2m

  • 幹回り

    胸高約1m

  • 所有者

    個人所有

  • 見学

    可能

 

長崎駅にほど近い、長崎市御船蔵町の高台、標高約30mの地点にある個人宅のザクロ。長崎市で知られている被爆樹木のうち、ザクロはこの木だけです。

長崎市浦上地区の東側にある金比羅山(標高366m)から西へ向かうと、通称・五社山と呼ばれる小山があります。このザクロの木がある御船蔵町はこの五社山から伸びる丘陵地が、町の範囲となっています。当時から現在に至るまで、住宅が密になっている地区で、当時の町内の人口は約1700人と推定されています。このザクロの木は爆心地から南南東に約2kmの位置にあり、原爆による熱線や爆風を受け、木造の家屋は倒壊し、その後長崎駅付近の火災の延焼による被害がありました。負傷した町民も延焼から五社山方向に逃げることになり、その晩はここで野宿した人も多かったといわれています。翌日、自宅跡に戻った町民は、見る影もないほど町が焼き尽くされてしまい、我を失うほどであったそうです。

このザクロのある個人宅も焼失し、ザクロは根元から1mを残し焼失しました。しかし、その後、新芽が芽吹き2本の幹が成長し、現在にいたります。現在も、原爆後の火災により焼かれた根本が黒く焼け焦げているのをみることができます。

樹齢100年近くの古木で、被爆により傷ついた跡を今でもみることができる木ではありますが、秋になると多くの実をつけ、この木のもつ旺盛な生命力をみせてくれます。

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